ウィレム・ファン・オランイェ=ナッサウ Willem van Oranje-Nassau

William I (1533-84), count of Nassau, prince of Orange, by circle of Dirck Barendsz (1534 - 1592)

Circle of Dirck Barendsz. (1582-1592) In Wikimedia Commons

  • オランイェ公 Prins van Oranje, ナッサウ伯 Graaf van Nassau, 「沈黙公」’Willem de Zwijger’, 「祖国の父」’Vader der Vaderland’, 州総督 Stadhouder(ホラント・ゼーラント・ユトレヒト)
  • 生年: 1533/4/24 ディレンブルク(独)
  • 没年/埋葬地: 1584/7/10 デルフト(蘭)/デルフト・新教会

生涯

詳細は準備中です。

ところで、「世界で最初に銃で暗殺されたのはウィレムである」というコンセプトで書かれた本があります。ウィレムは、一度暗殺未遂に遭っているときも銃で撃たれており、既にポピュラーな(?)方法かと思っていたので、けっこうこの視点は意外でした。まだきちんと読んでいないので検証はしていませんが、そもそも「暗殺(=暗殺されるほどの身分である)」というのがごくごく稀な死因ですから、たしかにそうかもしれません。たとえば同時代に暗殺されたフランスの3アンリ(ギーズ公アンリ・アンリ三世・アンリ四世)は、いずれもウィレムより後に暗殺されていますが、全員が剣での暗殺です。

ウィレム一世の暗殺シーンが法医学的に再現されたとのニュース。
‘Willem van Oranje was op slag dood’ HISTORIEK – 31 MAART 2012
さらにこのニュースをテーマにした展示会が、デルフトのプリンセンホフで開催されました。
Cold Case: Willem van Oranje 2012/4/1-7/1

リファレンス

記事中に挙げた参考URL以外については以下のとおり。

  • ウェッジウッド, C.V. (瀬原義生 訳)『オラニエ公ウィレム―オランダ独立の父』文理閣、2008年
  • ADB