- 第十二代ブレーデローデ卿 Heer van Brederode en Vianen、「大乞食」 “Grote Geus”
- 生年: 1531/12/20 ブリュッセル(白)
- 没年: 1568/2/15 レックリングハウゼン(独)
生涯
「反乱」の前段階に、ナッサウ伯ルートヴィヒ等とともに「貴族盟約」を結び、執政パルマ公妃に「請願書」を提出した中心人物。その際、「乞食」と呼ばれたことを逆手に取り、「乞食上等!」と叫んで「乞食党」を結成した本人です。(「乞食党」のはなし/「ヘーゼン」と「ゴイセン」も参照ください)。
パルマ公妃との妥協に満足せず、再交渉を続けようとするも失敗。いったんドイツに退きます。パルマ公妃が失脚し、後任のアルバ公による「血の評議会」に出廷を命じられますが、既に亡命していたため、裁かれることはありませんでした。 亡命先で死亡。八十年戦争の始まる直前のことです。
リファレンス
- ウェッジウッド, C.V. (瀬原義生 訳)『オラニエ公ウィレム―オランダ独立の父』文理閣、2008年
- University Leiden, “Personen“
- 1911 Encyclopædia Britannica
- “ADB“
ブレーデローデ卿ランスロット Lancelot van Brederode
- 生年: ?
- 没年: 1573/7/20 スホーテン(白)
生涯
庶子として生まれたヘンドリクの異母弟。反乱当初は兄と行動を共にしており、兄の死後は「乞食党」としてスペインへの反抗を続けました。ハールレム攻囲戦で戦いますが、ハールレム陥落後にスペイン側に捕らえられ、斬首されました。生年不明。息子に、オルデンバルネフェルトの娘婿となるレイナウトがいます。
リファレンス
- ウェッジウッド, C.V. (瀬原義生 訳)『オラニエ公ウィレム―オランダ独立の父』文理閣、2008年
- “NNBW“