マース川沿いの遠征(1632)/マーストリヒト攻囲戦(1632) Beleg van Maastricht

「重要事項につき内密に協議したく、極秘での訪問を許可されたし」。それはハーグに届けられた、ヴァルフュゼ伯の一通の手紙から始まった。スヘルトヘンボス奪還から3年、その間、マントヴァ継承戦争に巻き込まれ、有形無形の多くのものを失っていたスペインでは、南ネーデルランドにも少なからぬ不穏分子を抱えていた。内応の申し出に乗じ、連邦議会とオランイェ公はマース川沿いの遠征を計画する。